2007年09月11日

高円宮杯1次ラウンド#1 サンフレッチェ広島F.Cユース戦

横浜F・マリノスユース 2−3 サンフレッチェ広島F.Cユース

集合写真

<得点>

前半22分 高久朋輝
前半26分 不老祐介
前半41分 大崎淳矢
後半14分 榎本大希
後半20分 内田健太

<メンバー>

試合開始〜後半28分

−−−−−榎本大希−−−−−
-齋藤学-−-端戸仁-−高久朋輝
−−荒井翔太−−佐藤優平−−
岡直樹−−−−−−−樋川愛輔
−−金井貢史−-成田進太郎-−
−−−−−当銘裕樹−−−−−

後半28分〜試合終了

−−−−−-端戸仁-−−−−−
-齋藤学-−高久朋輝−-塩田光-
−−荒井翔太−−佐藤優平−−
岡直樹−−−−−−−樋川愛輔
−−金井貢史−-成田進太郎-−
−−−−−当銘裕樹−−−−−

<試合展開>

前半
03分 荒井が左サイドでボールをもらってドリブルでPAに進入すると
    相手選手に倒されPK獲得
04分 PKは荒井自ら蹴る 右隅を狙ったがGK弾く
13分 中央で大希が落として仁が左足でシュートもバーの上を越える
18分 横竹のミドルシュートはバーの上を越える
20分 給水タイム
22分 左サイドから中央に切れ込んだ学から高久に縦パス
    ボールを受けた高久が振り向きざまに左足シュート
    右ポストの内側にあたり左のサイドネットへ

25分 内田のミドルシュートはゴール右に外れる
26分 右サイドから内田がロングスロー
    ワンバウンドしたボールが中央まで抜けて
    そこに飛び込んだ不老のヘッドが決まる

32分 中野が中央でキープから反転してのシュートはゴール右に外れる
34分 内田のロングシュートは当銘の正面
34分 岡本が中央でドリブルからシュートもバーの上を越える
41分 楔のパスを不老がワンタッチで大崎へパス
    抜け出してGKと一対一になった大崎の左足シュートが決まる

44分 学が左サイドから切れ込んで右サイドの仁へパス
    仁は角度のないところから右足シュートを放ったがGK弾く
ロスタイム カウンターから最後は不老のシュートは当銘がセーブ
ロスタイム 右サイドのショートコーナーから切れ込んでミドルシュート
    DFに当たって高く上がったボールを当銘が飛び出して
    弾き出すが中途半端で右の角度のないところから
    ヘディングを許す これはポストに当たり跳ね返った
    ボールをシュートされたが枠を外れて事なきを得る


後半
02分 優平の左CKは逆サイドに流れるが大希が折り返す
    DFが弾いたこぼれだまを荒井がミドルもGK弾く
07分 中野中央でワントラップしてシュートも当銘セーブ
14分 荒井が中盤でパスカットして仁にパス
    仁のスルーパスに抜け出した大希がGKも交わして
    左からゴールに流し込んで同点

18分 成田にイエローカード
20分 正面からのFKを内田が直接決める
23分 給水タイム
26分 左サイドからサイドチェンジを不老が受けて岡をかわして
    中央に切れ込んでシュートを打ったがバーの上を越える

30分 不老にイエローカード
31分 優平が右サイドからのFKを直接狙ったがゴール左に外れる
38分 中野にイエローカード
42分 中央からのFKを仁が直接狙うがゴール左に外れる
ロスタイム 中野が二枚目のイエローカードで退場

<コメント>

ついに始まりましたこの年代の真の日本一を決める高円宮杯。
マリノスは抽選の結果グループEで広島、福岡、京都と
同じ組になりました。初戦の相手は間違いなくこのグループで
一番の難敵である広島です。

マリノスは正直いって苦しいメンバー構成。
本来ならばスタメンに名を連ねるであろう宏太、甲斐、曽我は
スタンドでの観戦。その他にもDFラインの選手に負傷している選手が
多くこの日右サイドバックに入ったのは樋川愛輔。
今年JY追浜から昇格してきた一年生で、本来はセンターバックの
選手ですが、サイドバックでの公式戦初出場となりました。

高円宮杯という大舞台の初戦ということもあり静かな序盤ということも
あるのかなと思ってましたが実際は恐らく誰も予想しなかったであろう
展開になりました。前半3分、ボランチの荒井が積極的に左サイドを
ドリブルで駆け上がりPA内に入って縦に勝負すると広島のDFが
後ろから倒しました。開始直後にはなかなかファウルを取りづらい
状況だと思いましたが主審の笛が吹かれました。
突然訪れたビッグチャンス。このPKを蹴ったのは荒井自身でしたが、
荒井から見て右に蹴ったボールはGKが横っ飛びで弾きました。
コースは悪くなかっただけにこれはGKのナイスセーブでした。
外しはしましたがまだ気落ちする時間帯ではありません。
13分には大希のポストプレーから仁が左足でコントロールした
シュートを放ちましたがバーの上を越えていきました。
マリノスにとっては決して悪くないスタートです。

前半20分には給水タイム。まだまだ暑いひたちなか。

その給水タイムが終わった直後、試合が動きます。
前半23分、仁が左サイドでボールをキープしている間に学が
動き出して仁からボールを引き出します。学はここでシュートではなく
PAの少し外にいた高久に楔のパス。ゴールに背を向けた状態の高久には
広島の選手がマークしていましたが高久は迷うことなくトラップから
振り向きざまにシュート!ボールは右のポストに当たって左の
サイドネットにゆっくりと転がっていきました。
これは本当にすばらしいゴール!GKもどうしようもないスーペルな
ゴール!これは高久を褒めるしかありません!
大喜びの選手たち。当銘も広島陣内まで走って喜びます。
貴重な先制点を挙げましたがここから広島の逆襲が始まります。
先制からわずか4分後、右サイドから内田がロングスロー。
ニアで横竹がジャンプしましたが横竹の頭には合わずそのまま中央へ
ボールは流れていきます。マリノスDFは横竹につられて中央に誰も
おらず飛び込んだ不老にヘッドを許し早すぎる失点。
不老についていたのは成田ですがマークを外してしまいました。

この得点でペースは完全に広島のものになってしまいます。
前半30分過ぎからマリノスはまったくといっていいほどチャンスを
作ることができなくなりました。そしてついに前半41分、
岡本からの楔のパスを不老がワンタッチで流しそのボールに反応した
一年生の大崎が当銘のニアをぶち抜いて豪快なゴール。
直後に仁が惜しいシュートを放ちましたが前半は1−2で終了。

前半の途中から攻め込まれたやはり自力の差だと思います。
広島の攻めの連動性と厚みはマリノスよりも一枚上です。

後半開始時には両チームとも選手交代なし。
後半最初のチャンスはマリノス。優平のCKのこぼれだまを
荒井が鋭いミドルシュート。これはGKが弾いて得点はならず。
今度は広島の中野が中央からシュートも当銘の正面。
中野は相変わらずの巧みなポストワークを見せ嫌な存在でした。
本当に彼はトップに昇格しないのかなあ。
後半も引き続き広島側のペースで試合が進んでいましたが
後半14分、荒井が中盤で相手のパスをカットするとすぐに仁へパス。
そして仁からのスルーパスに抜け出したのは大希。GKもかわして
左サイドから流し込んでゴール!!角度もそれほどなかったし、
DFが戻ってきていたので弱いシュートではクリアされてしまう
難しい状況でしたがあれは大希の最も得意な形。
マリノスも一年生が大きな仕事を果たしました。喜ぶ選手たちに
またしても当銘が相手陣内まで走ってきて一緒に喜んでました。
これで試合の行方は全くわからなくなりました。そこまでは
劣勢だったのでこの勢いで逆転まで持っていきたい
ところだったのですがまたしても得点直後にピンチを迎えてしまいます。
広島にとって絶好の位置でファウルを与えてしまい、
相手選手を倒した成田にはイエローカード。
FKを蹴ったのは内田。左足のキックは当銘の逆を突いて
右隅に決まってしまいました。当銘がうまく反応していれば…
とは思いますがすばらしいキックでした。内田は全クラ浦和戦でも
すごいFKを決めていてここ一番での勝負強さが光りました。

再び追いかける展開でマリノスは選手交代。
1トップの大希に代えて初出場の塩田が入りました。
仁がトップに上がり高久が2列目の中央にずれ、塩田は右サイドに
入りました。塩田は熊谷サッカークラブから入団した一年生。
右サイドでしなやかなドリブルから相手をかわしていくアタッカーです。
この日攻撃陣の控えのメンバーは塩田の他に関原、戸高、出口。
それぞれにタイプが違いますがドリブラーを入れたいのであれば
戸高でよかった気がするんだけどな。ここで初出場の選手を
入れるのはリスクがあったのではないでしょうか。ボールがこなかった
こともありますがほとんど仕事が出来ませんでした。
塩田投入後はFKしかチャンスらしいチャンスもなく2−3で試合終了。
今年は残念ながら黒星スタートということになりました。

先ほども書きましたが全体的には力の差が現れた結果だと思います。
ただ全クラに比べたらよくなっているという印象です。
毎試合高久のゴールのようなものを望むのは無理な話ですが、
2点目の中盤の高いところで奪ってすばやくゴール前へ、という形が
出てきたのはとてもよいことだと思います。
そういう意識はもっと持たなくてはいけないと思います。

ここまで全然触れてないので何人か個人評を。
まず広島の方ですが、中野のポストワークと
横竹のフィジカルは半端ない。一見の価値あり。
そして両サイドの不老と大崎が自由にポジションを変えるので
捕まえるのは非常に難しいし、後ろから岡本と内田が押し上げて
攻撃に厚みを加えます。
非常に高い個人能力をベースにした中盤+前線のクオリティは
この年代屈指です。間違いなく今大会優勝に絡むチームでしょう。

マリノスとしてはキャプテンマークを巻いた金井が
空中戦も一対一もよくがんばっていましたが、さすがに一人では
厳しかった。成田も点に絡んでしまっていたけど頑張ってた。
まぁ頑張ってるだけじゃだめなんだけど彼の持ってる精一杯のものを
見せてくれたと思う。俺成田特に応援してるからまあこんなコメントに
なるのは許して下さい。次は初出場初スタメンの愛輔ですが、
俺は彼がサイドバックやってるところを初めて見ました。
ディフェンス面ではセーフティーに行くところではセーフティーに
いってたから大きな破綻は見せずに済んだかな。
意外に前に行く意欲も見せてたので何試合かこなせば慣れるかも
しれないけどそんな余裕ないので次は誰か代わりになれる選手が戻って
こないと厳しいと思います。別に愛輔は悪くないです。
優平はあまりよくなかった。最初のうちは意欲的に広範囲に
動いている風に見えたけど押される展開が長く続くにつれて
運動量も減って軽い守備が目に付きました。持ち前の
展開力もあまり出せなかったです。荒井はどんな試合でも一定の
パフォーマンスが期待出来る選手で、この試合でもPKゲットに
つながった攻め上がりや惜しいミドルシュートを放つ一方で
そんなに得意ではない守備も体を張って競り合う場面を見せたり
まずまずかな。2点目につながったカットからのすばやいパスは
素晴らしかったです。
高久は先制点が素晴らしかったけどその他ではあまりボールに
絡むことなく攻撃面で物足りなかったです。
学と仁に関してはまず心配だった連戦の疲れみたいなものは
あまり感じませんでした。二人ともいいプレーもあれば相手に
止められてしまうプレーもありでまあ普通じゃないかと思います。
この二人は絶対に相手から警戒されるしなかなかファウルを
とってもらえないんですよね。特に学はPAにドリブルで入った時に
倒されることはしょっちゅうあるけどPKになったのほとんど
見たことないです。スピードがあるばっかりに接触プレーで
軽く吹っ飛んでるように見えて絶対損してる。
実はU-17代表組より過密日程の大希は決して1トップをこなせてるとは
思えないんだけど彼にとってのただひとつのチャンスを
ものにしたのは大したもんですよ。今回は押されていたからある程度
仕方がないけどサイドに流れてボールを引き出す動きが増えれば
もっといい。得意なプレーエリアが学とかぶるからあんまり
周りとの相性はよくないと思うんだけどね。

まあこんなところですか。
先ほども書きましたがマリノスは全クラに比べてよくなってるし
広島相手でも十分戦えていたのでこの結果で今後を悲観することは
全くないと思いました。残り二試合勝てば問題ありません。
この日もサポの皆さんたくさん来てましたが福岡戦、京都戦には
もっと多くの皆さんに来て頂いて選手たちの後押しをお願いします。
at 22:59│Comments(0)TrackBack(0)ユース2007  |

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