2007年09月16日

高円宮杯1次ラウンド#2 アビスパ福岡U-18戦

横浜F・マリノスユース 5−4 アビスパ福岡U-18

<得点>

前半13分 大山恭平
前半18分 大山恭平
前半20分 端戸仁
前半21分 端戸仁
前半22分 水沼宏太
後半17分 水沼宏太
後半28分 大山恭平
後半37分 端戸仁
後半39分 表隆太郎

<メンバー>

試合開始〜後半28分

−−−−−-端戸仁-−−−−−
-齋藤学-−水沼宏太−高久朋輝
−−西脇寛人−−佐藤優平−−
岡直樹−−−−−−−樋川愛輔
−−金井貢史−-成田進太郎-−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

後半28分〜後半34分

−−−−−榎本大希−−−−−
高久朋輝−-端戸仁-−水沼宏太
−−西脇寛人−−佐藤優平−−
岡直樹−−−−−−−樋川愛輔
−−金井貢史−-成田進太郎-−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

後半34分〜試合終了

−−−−−榎本大希−−−−−
高久朋輝−-端戸仁-−水沼宏太
−−西脇寛人−−佐藤優平−−
岡直樹−−−−−−−奥山正洋
−−金井貢史−-成田進太郎-−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

<試合展開>

前半
03分 仁が左サイドから切れ込んで右足シュートもゴール左に外れる
04分 学左サイドの突破からのクロスに宏太ダイレクトボレーも
    大きく左に外れる
06分 学と宏太のワンツーから学が中央突破から右にパス
    フリーの高久のシュートはバーの上
09分 中央で楔のパスを受けて振り向いてのシュートはバーの上
12分 中央から右への浮き球パスをダイレクトボレーもゴール左に外れる
13分 右サイドでボールを受けた大山が金井をかわして
    思い切って打ったシュートがニアを抜けてゴール

15分 左からのFKをファーで折り返し、中央の選手がトラップから
    ボレーを打とうとしたが空振り クリアしたボールを
    つながれてミドルシュートを許したがゴール左に外れる

18分 カウンターから浮き球のスルーパスに大山が抜け出し
    左足のシュートが右隅に決まる

20分 相手のゴールキックを金井がヘッドではね返し、ボールを
    受けた高久が仁にスルーパス 抜け出した仁がGKもかわして
    ゴールに流し込む

21分 右からのCKを佐藤が弾いたボールをシュート 右のポストに当たる
21分 中央での学のパスを宏太が受けてワンタッチで右の仁へ
    仁は左足でのシュートが決まる

22分 相手キックオフ直後に学がボールを奪って宏太にパス
    宏太の自陣からのロングシュートがGKの頭を超えて入る!
22分 給水タイム
24分 ロングボールを成田か弾き返しセカンドボールを拾った選手が
    ロングシュートもバーの上

27分 岡のパスカットから高久を経由して学へ
    学がドリブル突破からシュートを放ったがDFに当たってCKに
32分 愛輔の右サイドからのクロスはミスだったが
    意外に惜しいところに飛ぶ
33分 右からのクロスをDF頭でクリアしたがこぼれ球をミドルシュート
    ゴール左に外れる

35分 優平のロングシュートはバーの上
40分 左サイドからのFKを宏太が直接狙うがゴール右に外れる

後半
01分 宏太の楔のパスを受けた仁が振り向いてシュートもGK弾く
11分 中央でセカンドボールを拾われフリーで
    ミドルシュートを許したがゴール左へ外れる

12分 ミドルシュートが福岡FWに当たってコースが変わったが佐藤セーブ
14分 左サイドのクロスのクリアボールをミドルシュートも枠を外れる
15分 宏太が中央でボールカットから優平にボールが渡り右の仁へ展開
    仁は右サイドから中央に切れ込んでシュートもゴール左へ外れる
17分 カウンターから学が宏太へスルーパス
    GKまでかわして左足で叩き込む

19分 右サイドで愛輔から学→仁と渡って最後は中央に切れ込んで
    シュートを放ったがDFに当たって弱まりGKキャッチ
21分 やや右からのFKを仁が直接狙ったがバーに当たる
24分 給水タイム
27分 中央でのシュートはDFが体を入れてブロックし佐藤キャッチ
28分 中央でパスを受けた大山が振り向きざまにシュートを放つと
    これが右隅に決まる

30分 仁から右に開いた宏太へパス 宏太のシュートはGK弾く
30分 優平の右CKのこぼれ球を西脇がダイレクトで
    シュートもゴール右に外れる
37分 相手選手のミスから高久が左サイドでボールを奪って
    大希へボールが渡り、シュートはDFに当たる
    しかしこぼれ球に詰めた仁が左足シュートを決める

39分 DFのラインの裏に抜けたボールを奥山が相手の進路を
    ブロックしながら下がったところに佐藤が飛び出して
    ボールを抑えようとしたが佐藤が弾いてしまい、
    そのボールを拾った表がシュートを決める

40分 カウンターから左サイドをドリブルで上がる選手を
    一旦は止めたがこぼれ球を別の選手が拾ってミドルシュート
    これはゴール右に外れる

ロスタイム 高久にイエローカード

<雑感>

高円宮杯の第2戦。初戦で負けているマリノスユースにとっては
落とせない試合です。今回も暑さの残るひたちなかで試合が
行われました。この日の相手はアビスパ。アビスパは初戦で京都に
4−0で勝っているのでこの日マリノスが勝ったとしても最終戦の
結果次第では勝ち点で並び得失点差の勝負になるので出来れば
得点差もつけて勝ちたいところです。

マリノスは初戦からメンバーを入れ替え、宏太と西脇が
負傷から復帰してスタメンに入りました。ベンチには奥山も
復帰してきましたが愛輔の右SB起用は初戦と変わらず。
甲斐が戻ってきていないのが不安材料ですがどうなるかと
いったところです。ちなみに福岡の10番鈴木は初戦に引き続き
トップチームに帯同しているための欠場のようです。

試合開始直後の時間帯はマリノスがボールを回しシュートを
放っていきます。前半6分の高久のシュートの場面は決定的でしたが
ふかしてしまいボールはバーの上を越えていきました。
するとここから急に流れが悪くなりアビスパの猛攻を受けてしまいます。
その中で前半13分、一対一で金井がかわされてシュートを決められると、
前半15分にはセットプレーから完全に一点ものの形を作られましたが
福岡の選手が空振り(あまりにボールがよすぎて逆にリラックスして
シュートできなかったか)をしてくれて助かりました。
しかし18分にはカウンターからいとも簡単に突破され失点。
非常にまずい展開でこの年代ならばガクッと崩れてしまっても
おかしくないですがサッカーは本当にわからないものです。

2失点の直後の前半20分、高久のスルーパスに仁がうまく抜け出し
まず一点返します。すると1分後にまたしても仁が宏太からのパスを
受けて立て続けに得点。するとするとこのゴール後のキックオフから
ボールを奪って宏太が超ロングシュートを放つとこれが決まって逆転!
なんという展開でしょう。わずか2分ちょっとで逆転とは…
どの点も前線の選手の高い技術が光った得点でした。
これでノリノリになるのかとも思いきやそうでもなく。
とにかくマリノスは守備のディシプリンというものが全くありません。
ディシプリン云々よりもまずディフェンスサボっちゃだめ。
その上うちは組織的なディフェンスの方法論は何一つ
持ち合わせていないのだから一人一人が頑張らないと
もう目も当てられないですよ。一方アビスパの4-4-2の守備ブロックの
作り方はいいと思いました。中盤もしっかり一列に並んできれいな
ラインを形成するディフェンスはなかなか洗練されていて
事実その状況になってしまうとうちは全くなす術なしでした。
甲斐がいないとかそういう問題ではなく、チームとしての問題です。

前半40分には金井のオーバーラップをきっかけにいい位置でFKを
得ましたが宏太のシュートははずれ前半は3-2で終了。

後半立ち上がりも特に改善される様子もなく福岡ペース。
セカンドボールに対する意識も低いからほとんど拾えないし。
それでも後半17分にはカウンターから宏太が追加点。
追いすがるDFをフィジカルの強さではね返し、GKをかわしたときの
タッチが少し大きいかなと思ったのですがしっかり腰を捻って
左足でミートしたすばらしいシュートでした。
ところが2点差だろうが安心できないマリノスでして後半28分に
大山にハットトリックとなるゴールを決められ再び一点差。
大山はそんなにでかいというほどでもないけどポストワークが
結構うまいしシュートも積極的に打ってくるし守備も頑張るし
バランスの取れたいい選手でしたね。仮に鈴木がいたらもっと
やられてたんじゃないかなあ…と今になって思います。

次の得点はマリノス。相手DFが転んでしまったところでボールを奪い
交代で入った大希のシュートから最後は仁。これで仁はハットトリック。
この日の仁は「仁さま」と呼ばれるにふさわしい活躍
(別に俺が呼んだわけではないが)。前線であれだけ
キープしてくれるのもチームをかなり助けてくれてます。
あれだけの技術を持っている選手がシンプルにプレーすると
相手は怖いでしょうね。仁の3点目なんかは無駄にキープしないで
すぐシュートしたのがよかったと思います。

それにしても見る側の人間に対してここまでサディスティックな
チームもそうそうないと思うのですが、仁のゴールの2分後にまた失点。
今度は完全なDFとGKの連携ミス。まったくもってあり得ないミス。
当事者にはしっかりと反省してもらいたい。

というようにハラハラドキドキの90分間はかろうじて5-4で勝利。
どんな絶叫マシーンに乗るよりもすごい90分間でした。
これで1勝1敗となりました。同じグループの広島対京都は2対1で
広島が勝利(広島も相当に内容がよくなかった)し、広島が勝ち点6、
福岡、横浜が勝ち点3(得失点差で福岡が上)、京都が勝ち点0と
なっています。マリノスは最終戦の京都戦に勝ってもグループ3位に
なってしまう可能性がありますが勝ち点6あれば(他のグループの
状況次第ですが)上に進めるでしょう。なので次の試合は必勝です。
中一日でチームがどう変わるかというのは見物です。

最後に個人評ですが反省してもらいたい選手が多くここに書くのは
心苦しいのであまり書かないことにします。まず仁と宏太はいい仕事
してました。学はゴールが欲しいけどまあアシストもしてるし
悪くない。高久はこれまでは途中で下げられることがすごく
多かったんですがここ2試合フル出場。他の選手が派手だから
目立たないのかもしれないけど技術は確かだしフィジカルコンタクトも
強くなってきたし俺は可能性あると思いますね。何の可能性かは秘密。
それと西脇復帰おめでとう。ようやくだね。もちろん本調子とは
いかなかったけどいいボールカットもありました。とにかくおめでとう。
岡頑張ってる。やっぱり彼のいいところは攻撃面。足元の技術は元々
すごく高いのはわかっているけど周囲との連携もかなりあがってきて
彼のところからビルドアップしていく形が出来てきてる。
最近はディフェンスでも落ち着いて対処できるようになったし
ものすごい成長してる。代表に選ばれたりしてるのも自信になってる
だろうしマリノスに不可欠な存在になってると思います。
登録の関係上(31番以上つけられない)高円宮杯ではパリスの2番を
受け継いでいるけどすごく様になってると感じます。
最後に優平、お前はもっと出来る。目を覚ませ。(偉そうに言ってごめん)

ということで大阪からお届けしました。皆様月曜日はひたちなかでお会いしましょ〜う
at 16:33│Comments(0)TrackBack(0)ユース2007  |

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