2007年11月12日

サハラカップ予選リーグ#6 大宮戦

横浜F・マリノスユース 6−1 大宮アルディージャユース

マリノス試合後アルディージャ試合後

<得点>

前半06分 高久朋輝
前半31分 清水皓平
前半33分 榎本大希
後半25分 斉藤学
後半31分 (大宮)
後半34分 戸高裕人
後半39分 端戸仁

<メンバー>

試合開始〜後半12分

−−−−−榎本大希−−−−−
-端戸仁-−高久朋輝−-齋藤学-
−−西脇寛人−−荒井翔太−−
天野純−−−−−−−曽我敬紀
−−甲斐公博−−清水皓平−−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

後半12分〜後半21分

−−−−−榎本大希−−−−−
-端戸仁-−高久朋輝−-齋藤学-
−−西脇寛人−−荒井翔太−−
天野純−−−−−−−曽我敬紀
−−甲斐公博−成田進太郎−−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

後半21分〜後半27分

−−−−−榎本大希−−−−−
-端戸仁-−高久朋輝−-齋藤学-
−−西脇寛人−−佐藤優平−−
天野純−−−−−−−曽我敬紀
−−甲斐公博−成田進太郎−−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

後半27分〜後半32分

−−−−−-端戸仁-−−−−−
-齋藤学-−小野悠斗−高久朋輝
−−西脇寛人−−佐藤優平−−
天野純−−−−−−−曽我敬紀
−−甲斐公博−成田進太郎−−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

後半32分〜試合終了

−−−−−-端戸仁-−−−−−
戸高裕人−小野悠斗−高久朋輝
−−西脇寛人−−佐藤優平−−
天野純−−−−−−−曽我敬紀
−−甲斐公博−成田進太郎−−
−−−−−-佐藤峻-−−−−−

<試合展開>

前半
06分 相手のCKを佐藤がキャッチして高久にスロー
    右サイド高久から左サイドの仁にサイドチェンジ
    仁はドリブルから放ったシュートはGKが弾いたが
    こぼれ球を高久が拾って右足シュートを決める

14分 遠目からのFKを直接狙ったがDFに当たってゴール左に外れる
14分 右サイドからのグラウンダーのパスをシュートするがバーの上
16分 曽我のロングフィードを大宮DFが頭でクリアするが不十分
    大希がワンタッチで高久へ 高久のシュートはバー直撃
19分 左からのクロスにファーの選手がヘッドもゴール右に外れる
20分 仁の左FKに高久が合わせるもゴール左に外れる
22分 右サイドからのFKを直接狙ったがバーの上
23分 甲斐のクリアミスを拾ってドリブルで中央持ち込んで
    シュートもバーの上

24分 左サイドで曽我をかわした選手が中央の選手とワンツー
    浮き球のパスをワントラップしてからシュートもDFブロック

26分 中央ドリブルからシュートも佐藤弾く
28分 仁が相手のパスをカットしてミドルシュートもバーの上
31分 左サイドからのFKを清水が直接決める
33分 後方からのロングフィードは一旦大宮の選手がキープするが
    大希が後ろから追いかけて奪いドリブルからフェイントで
    DFをかわしてシュートを流し込む

37分 中央ドリブル突破からミドルシュートは佐藤がキャッチ
40分 右サイドからのパスを受けてのミドルシュートも佐藤がキャッチ

後半
01分 仁の右からのFKに天野が詰めて得点かに思われたが
    オフェンスファールの判定
03分 仁の左からのFKはバーの上
04分 仁のミスパスを奪って右サイドドリブルからの折り返しを
    シュートもバーの上を越える

05分 左サイドの大希のグラウンダーのパスを一人スルーして
    学がヒールパスして中央の荒井がシュートもゴール左に外れる
08分 中央高久から左に開いた大希へパス 大希の折り返しを
    学が受けて中央に切れ込んでシュートもバーの上を越える
18分 右サイドからの折り返しをDFが触ってこぼれ球を
    ミドルシュートもバーの上

20分 右サイドからのサイドチェンジを仁が受けて
    相手DFをかわす前にシュートもGK弾く
23分 左サイドからのFKを直接狙うも佐藤の正面
25分 曽我のアーリークロスをファーの大希が折り返し
    ボールを受けた学がDFを一人交わして右足シュートを決める

28分 相手DFからGKへの弱いバックパスに学がつめると
    学はかわされるが続く悠斗のプレッシャーにGKは中途半端な
    クリア 拾った優平がシュートを放ったがゴール右に外れる
30分 カウンターで優平のスルーパスから学がドリブルで
    中央に切れ込んでシュートもDFブロック
31分 左サイドでのFKを仁がクイックスタート
    抜け出した学がシュートもGKセーブ
31分 中央でのドリブル突破で成田がかわされミドルシュートが
    ゴール右隅に決まる

33分 左サイドからのスローインが中央まで流れてクリアするが
    不十分でこぼれ球をフリーでシュートも佐藤が弾く

34分 右サイドでボールを受けた戸高がドリブルで中央に切れ込んで
    左足シュートがゴール右隅に決まる

36分 中央の仁から右に開いた高久へパス 高久はワンタッチで
    悠斗に折り返すが悠斗打ち切れずこぼれたボールを
    仁がミドルシュートを放つがバーの上
39分 やや右からのFKを仁が直接左隅に決める
42分 右CKに頭で合わせたが佐藤セーブ
43分 悠斗右サイドドリブルで抜け出し飛び出してきたGKと
    競り合いながらバックパス 戸高→高久→仁とつないで
    仁のシュートはDFに当たる こぼれ球を拾った天野の
    ロングシュートはバーに当たる
ロスタイム 左からのクロスにファーの選手がボレーシュートも
    ゴール左に外れる

ロスタイム 右からの折り返しを中央の選手が受けて右に流れながら
    シュートも佐藤が弾く


<コメント>

サハラカップの予選リーグも後半戦。
リーグ首位の大宮とホーム小机で対戦です。
この日はトップもサテライトも試合がないのでこの前の仙台戦の
ガラガラ具合とは違ってそこそこスタンドも埋まってました。
一方の大宮はトップが残留を争う中、さらにはNACK5スタジアムの
こけら落としという記念の日にもかかわらず1名のサポが
駆けつけました(もちろん父兄の方は他にいたようですが)。

マリノスは仙台戦を欠場した学、高久がスタメン復帰。
仙台戦負傷で途中交代した甲斐と荒井はこの日もスタメンでした。
そして左SBに入ったのは公式戦初出場の天野。これで今年追浜から
昇格した6人は全員公式戦出場経験ありということになりました。

初出場の天野

試合序盤は大宮ペース。シュートまでは行きませんでしたが
中央でのくさびのパス、そしてサイドからクロスをあげてくるなど
丁寧につないで崩そうという意図が見えました。
対するマリノスはディフェンス面でのマイナーチェンジを
図ってきました。高い位置に張り出す形が多かった2列目の両サイドの
選手がディフェンスのときは一旦下がって中盤でフラットに4人
並ぶイメージです。新しい試みということでこの日のベンチからは
前半途中から盛んに指示が飛んでいました。

大宮ペースの中でもマリノスは最初のチャンスで得点。
相手CKを佐藤がキャッチしてからのカウンターで高久がゴール。
佐藤からのカウンターは最近一つの得点パターンになりつつあります。
このゴールは高久の長距離のランがすばらしかったです。

その後も高久はバー直撃の惜しいシュートを放ちましたが
全体的には大宮の方がシュートが多かったです。
この日は甲斐が今ひとつだったかな。動きもそれほどよくなかったし、
何とか水際で防いでいましたがらしくないクリアミスもありました。
しばらく大宮の時間が続きましたが、セットプレーで流れを変えました。
前半31分に学が倒されて得た左サイドからのFKを清水が狙い済ました
シュート。GKが触れましたが手を弾いてゴールイン!
これまで勇蔵系ドッカンFKしか蹴ってこなかったのに今回は
カーブをかけたすばらしいFKでした。よく知らなかったんですが
ひょっとしたら名手なのかもしれません(笑)
土手からは「し〜みず〜ゲットゴ〜ル し〜みず〜お〜し〜みず〜」の
コールが出てスタンドも大いに沸きました。
そして2点目を取った直後にすかさず追加点。大希が
相手からボールを奪ってフェイントでDFをかわして例の"大希ゾーン"
から落ち着いて決めました。DFは確か3人ついてきてましたが
左サイドの角度のないところから狙い済ましたシュート。
ゴール前でのあの冷静さはすごい。
その後大宮も鋭いシュートを放ってきましたが佐藤が落ち着いて
守って3-0で前半終了です。そんなにクオリティーの差は感じなかった
ですがカウンターとセットプレーとロングフィードからの得点で
きっちり点が取れたのが大きかったです。

アウェイ大宮戦では2点先制したものの追いつかれてドローでしたので
まだまだ油断できませんが、後半開始直後に仁の右FKを天野が
押し込んで初出場初得点、と思いきやオフェンスファールでノーゴール。
その後学のドリブルをファウルで止めた選手が2枚目のイエローカードを受けて退場
(一枚目も学のドリブルをファウルで止めてのものでした)
となり、これでマリノスとしては楽になりました。
後半はマリノスのペースで試合が進みます。
後半8分、左サイドを崩して学が決定的なシュートはふかしてしまい
大きくバーを越えてしまいます。
後半12分に清水から成田に交代。清水はハーフタイムに
時間をかけてテーピングしていたので大事をとっての
交代かもしれません。せっかく久しぶりにサッカーできるように
なったのだから無理はして欲しくないですね。
後半20分にはサイドチェンジから仁のシュートもGKナイスセーブ。
後半21分には荒井から優平に交代。前節仙台には来ていなかった
優平も今日はいました。
仙台戦は最悪だった荒井ですがこの日もそれほど効果的な
動きは少なかったです。簡単にボールを失わなくなったのは
よかったですけど。優平は攻撃面では前線に好パスを出し
いい出来でした。守備面でも積極的に前線まで飛び出して
アプローチに行くなど動きは悪くなかったですがチームの
バランスとしてはどうだったでしょうか。
試合は支配していたものの後半31分には中央での突破を許し失点。
仙台戦に続きこの日も安定したセービングを見せていた佐藤も
あのシュートはノーチャンスでしょう。
後半32分にかなり相手からのファウルを受けていた学から戸高に交代。
この戸高が入って2分後にビッグプレーを見せます。
右サイドに開いてボールを受けると高速ドリブルを開始。
サイドから中央に切れ込むと左足でコントロールしたすばらしい
シュートが右隅に決まりました。あれだけ長い距離ドリブルして
あのコースに決めるってのは本当に素晴らしいです。
さらには仁がFKを直接決めて結局6-1で終了。他のチームより
1試合消化試合数が少ないものの得失点差で上回り首位に立ちました。

その他気になった点を。
まず初出場の天野。一言で言えばまずまずのデビューです。
守備面でいくつか厳しいところはありましたが元々SBの選手ではない
天野にそれは酷な注文だと思っています。足元の技術は非常に高く
右からのCKも任されてました。もっと前で使って欲しいんですが。
あと高久がいるといないとでは攻撃の質がだいぶ違うなぁというのは
強く思いました。タメが作れてパスが出せる選手が前線には少ないので
彼の存在はやはり貴重です。
あと曽我は速い。知ってるけどやはり速いね。

マイナーチェンジしたディフェンスに関してはもう少し
見てみたいところ。ディフェンスに関して一つのやり方を
提示したのならこれは進歩といえるのでは。
今後より明確な形で選手たちに示してあげれば飛躍的に
チーム力が上がる可能性があると思います。なんといっても
個人の能力は全員が輝くものを持っていますからね。
その可能性の一端を垣間見れたかもしれないという意味で
大宮戦は内容のあるよい試合だったと思います。
at 06:50│Comments(0)TrackBack(0)ユース2007  |

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